株式会社伊予鉄グループは、全国初の自動運転レベル4での路線バス本格運行を 2024年12月25日（水）より開始します。車両はEVバスで現金収のない完全キャッシュレスでの運行としています。この取り組みは、公共交通の利便性向上と未来の都市交通の実現を目指しており、松山観光港と伊予鉄道高浜駅を毎日運行し、自動運転レベル4での路線バス本格運行としては全国初の取り組みになります。自動運転レベル4は、特定条件下での完全自動運転で限定されたエリア内で運転士なしでの運行が可能なため、公共交通機関で人手不足の解消などが期待されています。

◆運行コース
・運行路線：伊予鉄道高浜駅〜松山観光港
・走行距離：往復 1.6km
・走行箇所：ルート全線

◆実施体制
・運行：伊予鉄バス
・業務委託：BOLDLY（株）（自動運転システム）
（株）EVモーターズ・ジャパン（EV車両）

◆運行内容
・運行路線：高浜駅～松山観光港連絡バス※往復約 1.6km
・完全キャッシュレス：現金は利用不可で、ICカードやモバイル、みきゃんアプリで乗車可能
・運行日：毎日（車両点検等を除く）
・速度：35km／h（道路の制限速度40km／h）
・運行時刻：6:44～21:54
※必要に応じて手動運転に切り替え

◆運行車両（EVバス）

・メーカー：EVモーターズ・ジャパン（北九州市）

・車両サイズ：長さ6,090mm✕幅2,080mm ✕ 高さ3,020mm

・座席数：乗客12名（+運転席1名）

・航続距離：170km〜250km

◆完全キャッシュレス運行

・国土交通省「完全キャッシュレスバス実証運行」の選定路線

・決済手段：ICOCA、Suicaなど全国交通系ICカード（モバイル含む）
みきゃんアプリ、い～カード

◆運行体制

・保安員配置：大型 2種免許を持つ保安員を車両に配置　
※保安員＝特定自動車運行主

・遠隔監視：斎院営業所で遠隔監視を実施